吃音大学生コミュ力ブログ

〜吃音ぺんぎんのあれこれ〜

吃音症、本当の恐怖。

私は小学2年に進級し、

 

クラスも先生もガラッと変わった。

 

もちろん自己紹介がある。

 

自己紹介は吃音症の人にとって、

 

一番過酷な行事である。

 

しかし、避けては通れない。

 

自己紹介は人生で何十回、何百回と行う儀式みたいなものだ。

 

何回自己紹介が無くなれば良いと思ったことか。

 

自己紹介は今でもニガテだ。

 

某有名漫画スケッ○・ダンス

 

に出てくる"スイッチ"というパソコンの音声合成ソフトで話すキャラクターがいるのだが、

 

あの音声合成ソフトが喉から手が出るほど欲しかった中学生を思い出す。

 

 

 

小学生の話へ戻ろう。

 

小学2年の自己紹介後、

 

私の環境は一変した。

 

お気付きの方もいるだろうが、

 

"いじめ"が始まったのである。

 

私の吃りを真似されたり、

 

差別を受け、仲間外れにされたり。

 

ある時にはみんなの前で見せしめのような事をされたりした。

 

普通の生活から180度変わり、

 

過酷な生活が始まった。

 

特に、放課後通っている学童保育での"いじめ"が酷かった。

 

"いじめ"と言うのは恐いものだ。

 

1人が1人をいじめていると、

 

いつのまにかいじめる加害者が増えていく。

 

1人、2人、3人。

 

気づいたら5人対1人で私をいじめていた。

 

私はその頃、いじめを受け入れなかった。

 

親や先生からは

 

「いじめられていたら私に言いなさい。」

 

そんなことを言われてきた。

 

しかし、私は変に心配させたくないのと、

 

親にいじめが分かったら、何をするか分からないと言う

 

子供なりの不安があり、

 

誰一人に、いじめられているとは言えなかった。

 

そして、こう思うようになる。

 

 

「自分はいじめられていない。」

 

 

いじめられていると認識するのは自分のプライドが許さない。

 

そう思うようになり、

 

いじめられている状況でも、

 

ヘラヘラと笑っていた。

 

そうすればいずれ無くなるだろうと、

 

これ以上いじめが過激にならないだろうと、

 

そう思っていた。

 

あの出来事があるまでは。

 

 

続く。

 

 

 

 

 

アリーヴェデルチ

 

急なジョジョ