【吃音症とは】吃音症はどんな感じで進むの?
こんにちは。
吃音症15年のぺんぎんです。
今回のブログでは、吃音症についての知識をドドンと書いていきたいと思います。
今回お話するテーマはこちら
『吃音症はどんな風に進むのか?』
です。
前回のお話では、吃音症の種類をお伝えしましたね。
では、吃音症は実際どんな風に進行していくのか。
果たして、心身ともにどんな変化があるのかについて、実際のデータなどから、あなたに分かりやすくお伝えしていきますね。
吃音についての認知度が向上する事によって、改善方法や向き合い方などにも繋がりますし、吃音のことを知らない人はもし、友達が陰で吃音で悩んでいるときに手を差し伸べられる存在になる事ができます。
それでは、テーマの方にうつりましょう。
吃音の進展段階
吃音症は幼児期に発症すると言われています。
ただ、自分でも気づかず、周りにもそれほど気にされないので、そもそも吃音を認知せずに治っていくと言うのが多くと数々の研究から言われている事です。
しかし、それでも治らなかった場合、小学生となり、自覚症状が芽生え、”難発性”の吃音が増える傾向にある。そして、難発性の吃音と同時に症状として現れるのが、”随伴症状”です。
”随伴症状”と言うのは言葉を発する時の不自然な動きを指します。
小学生になるとこの二つの症状が現れ、自分自身でも自覚し始めます。これが、段階で言うと『2段階目』に当たります。
『3段階目』になると、”難発性”、”伸発性”、”連発性”の吃音を気にし出し、吃音に対して”恐怖”を覚え、語の言い換えをするようになるのです。
さらに、ここまでくると、吃音の予期不安(吃るのではないか)と言うものも襲ってきます。
その心にかかる負担は緊張、震えとなって体に現れるのです。
『第4層目』になると、吃音への恐怖はさらに増えます。
しかし、”連発性”、”伸発性”の吃音に関しては減少の傾向になり、はたから見たら、一見吃っていないようです。
ここでも、語の言い換えはあります。
『第4層目』になると、吃音の悩みを1人で抱えるようになってしまい、精神的にもさらに辛い状態が続きます。
以上が「吃音検査法小委員会」が医学的に示した、吃音症の進展段階です。
吃音にも様々な段階がありますね。
私も一度見直してみたところ、進展度合いで言うと、『第4層目』だと思います。
一見すると、吃りはあまり気にならないが、自分自身の中では相当考えながら言葉を発しているし、吃音に対して恐怖はあると思います。
しかし、こうした状況の中で大切になるのが『吃ってもいいんだ』と思う事。
これが、吃音の悩みを軽減してくれる事を私は知っています。
実際に最近ではもう吃っても良いから伝われば良いやと思ってます。
すると、心が軽くなり、気負わなくなりました。
なかなか難しい事だとは思いますが、一度試してみるのも悪くはないのかなと考えます。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
今回は吃音症についての知識を深める回にさせていただきました。
人生、得体の知れないものと戦うことが一番怖いと思います。映画「エイリアン」でも、得体の知れない生物(エイリアン)と戦うことは怖いですよね?
これと同じで、まずは吃音症の事について知ることから始めた方が良いのではないかと思った上での今回。
皆さんのためになれば嬉しい限りです。
それではまた次回お会いしましょう。